~現実~
私が、初めて保育園に興味を持ち、問題意識を持ったのは2009年の冬でした。
この時、名古屋の待機児童問題が深刻である、特に私たちの地元である守山区が待機児童のワースト1位であるとの話を耳にしました。私が衝撃を受けた言葉に・・・。
「名古屋は保育に冷たい」
という、言葉がありました。
一体、どういうことなのだろうか?その頃の私は、待機児童や、保育園が足りないなどの現実についてまったく分からず、これらの状況が何を意味するのかも分かりませんでした。以前より、今の子どもたちが置かれている状況や、心が通わない冷たい世の中に疑問を抱いていた時期でもあり、この問題を徹底的に調べてみました。
~見えてきたもの~
いろいろと調べていくうちに、見えてきたものがありました。言い方は悪いですが悲惨な現実です。
今の日本の現状は少子高齢化が進んでいく現実です。今の豊かな日本を築き上げてきたのはお年寄りです。そのお年寄りを支えて、将来の日本を担う子どもたちの未来が暗い状況だったのです。
「保育園に預けられないから仕事に行けない」
「保育園に入れないだろうから、子どもはいらない」
「そもそも、結婚なんてどうでもいい」
「育児にも生活にも疲れた」
これでいいのだろうか?国や行政は何をやっているのだろう。
しかし、国や行政にも限界があります。
今のままでは、国や行政の力だけでは子育て支援にはとても手が回らないと感じました。こんなことではいけない、何とかしなければ・・・。私はそう思いました。当時の私は独身であり、子どももいません。しかし、だからと言って自分は関係無いと目を背けていい問題では無い、みんなで共有すべき問題だと。そして、私は行動に移しました。
~決意~
安心して結婚でき、安心して子どもを産み、安心して保護者が就労できる、そんな世の中にしていきたい、本来であれば当たり前のことですが、それができない現実を解決していき子どもたち、保護者様に寄り添って、手助けをしていこう。そんな保育園を創ろうと決意しました。そして、子どもたちが主役であり、保護者様、地域の皆さまに開かれた温かな心が通う、太陽の陽だまりのような保育園を創りました。